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日本IBMとキヤノンMJ、「ふるさとタッチ新聞」を共同通信社に提供
日本IBMとキヤノンマーケティングジャパンは、共同通信社の研修・交流センターに電子新聞掲示板システムを設置すると発表した。
日本アイ・ビー・エム(日本IBM)とキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は6月21日、共同通信社の研修・交流センターに電子新聞掲示板システム「ふるさとタッチ新聞」を設置すると発表した。
同システムは、共同通信社と加盟新聞社の社員が紙面の編集や技術を学ぶためのもの。加盟新聞社の新聞紙面をイメージに変換し液晶タッチパネルに表示する。液晶画面に触れることで、紙面をめくるように閲覧できるほか、液晶画面上の読みたい箇所を拡大したり移動できる。また2つの紙面を同時に画面に表示し、レイアウトを比較することも可能となる。同技術はキヤノンMJが株主でもある日本SGIの画像処理エンジン「VizImpress enVision」をベースとしている。
今後日本IBMは、需要が大きいデジタルメディアソリューション分野の事業展開に向け、現在共同通信社に加盟していない新聞社に対して同システムの普及を目指す。またPCやモバイル端末への電子新聞の配布など、さまざまな電子新聞のソリューション提供していくという。
なお、研修・交流センターは7月から開始する。
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