ニュース
NECとシステムズ、Vistaの導入支援で技術提携
NECとシステムズは、Windows VistaやOffice 2007の導入支援に向けた協業を目指し、技術提携を強化した。
NECとシステムズは6月22日、Windows VistaやOffice 2007の導入支援に向けた協業を目指し、技術提携を強化したと発表した。
提携により、両社はVistaやOffice 2007の導入に必要な事前のコンサルティングサービスや周辺ミドルウェアの動作検証を共同で行う。NECの企業システム内情報管理ミドルウェア「InfoFrame」と、レガシーシステムや旧Windows OSからのマイグレーションを行うシステムズの「Windows Vista/ Office2007 導入支援コンサルテーションサービス」を組み合わせて提供していく。
VistaやOffice 2007を導入する際に必要となるデータベース管理システム(DBMS)の更新は、InfoFrameの一製品で、異種データベース間でのデータ交換機能に特化したデータバス「InfoFrame DataCoordinator」を利用する。手作業の多い移行作業を機械化することで、コスト削減が見込まれるという。
また移行作業の支援を目的に、InfoFrame DataCoordinatorの期間限定ライセンスの提供を行う。ライセンス期間は3カ月もしくは半年。
DataCoordinatorの導入価格は500万円から。両社は今後3年間で150本のInfoFrame DataCoordinatorを出荷、40億円の拡販を目指す。7月6日にVista導入をテーマとした共同セミナーが無償で開催される。
関連記事
- NEC、NGNを視野に入れミドルウェア群を強化
NECは、サービス実行基盤ならびにデータ統合などのミドルウェア群を拡充、NGN向けのサービスプラットフォームとして売り込む。 - NEC、Vistaパソコンを買うと引き取り査定アップの買い替えキャンペーン
NECは6月4日より、個人ユーザーからの使用済みパソコンの買い取り強化およびVista搭載パソコンへの買い替え促進のため、ノジマと連携した「Windows Vistaパソコン買い替えキャンペーン」を実施する。 - Vista導入予定の企業は58%――IT管理者調査
VanDyke Softwareの調査によると、Windows Vistaを導入する計画があるという組織は前年の48%から58%に増加した。 - MS、「Virtual PC 2007」など、Vistaへの移行支援ツールを公開
Microsoftが、企業のVista環境への移行を支援する各種ツールを公開。各ツールは、Webサイトから無料でダウンロードできる。 - 国内初のVista Enterprise搭載PCを販売――大塚商会
大塚商会は、国内で初めてWindows Vista Enterpriseエディションを搭載したPCを販売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.