MIJSは、国産ソフトの認知度向上や競争力の強化を目的とした、国内の有力ソフトベンダーで構成される業界組織。参加企業の製品が相互連携するシステムの枠組みを作り、活動成果として、その標準化やSOA(サービス指向型アーキテクチャー)モデルへの適用などを掲げている。
トレンドマイクロはウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」や企業向けセキュリティ対策システムなどで知られる企業。同社のこれまでの販売実績をもとに、ソフト製品が市場で認知されているベンダーであることから、MIJSへの参加に至った。MIJSでは同社の参加について「参加企業のカバーするアプリケーション分野が拡大し、広範囲のソリューションを提供できる」としている。
同コンソーシアムでは、(1)自社ソフト製品を保有し、その売り上げが全体の過半数を超えること、(2)特定の分野でトップシェアを獲得しているかそれに準ずるソフトウェア製品を保有していることを企業の参加条件としている。
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