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筆跡データをリアルタイム転送、NTTコムがデジタルペンゲートウェイシステムを開発
NTTコムウェアは、デジタルペンの筆跡データをリアルタイムにサーバへ転送するシステムを開発した。
NTTコムウェアは7月5日、モバイル端末とデジタルペン、専用紙を利用して筆跡データをサーバへリアルタイムに転送できる「モバイル型デジタルペンゲートウェイシステム」を開発したと発表した。
このシステムは、スウェーデンのAnotoが開発したデジタルペンを利用し、専用紙にデジタルペンで記入した筆跡データをBluetoothでPDAなどのモバイル端末に送信し、モバイル端末からイントラネットまたはインターネット経由でサーバに送信する。
システム概要:(1)紙に書いた筆跡データはデジタルペンからモバイル端末へ送信、(2)モバイル端末は筆跡データを筆跡処理サーバに送信、(3)筆跡処理サーバは処理した結果を業務アプリケーションなどサーバに送信、(4)処理された結果をモバイル端末のブラウザで閲覧、利用することができる
過去には、据え置き型システムにおいて美術館の来場者アンケートシステムに利用された実績がある。NTTコムが開発したモバイル型システムでは、例えば営業担当者が外出先で情報を入力するといった利用が想定される。紙に記入するのと同じように使え、情報入力時の利便性向上と入力情報のリアルタイムな活用が期待される。
同社では、利用条件に応じたモバイル型デジタルペンゲートウェイの導入コンサルティングやシステムインテグレーションサービスを提供する予定。対応するモバイル端末は、NTTドコモの「M1000」(モトローラ製)のみで、2007年12月に「hTc Z」(HTC製)にも対応するという。
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