スマートフォンに求めるものはなんだろう――東京駅でタッチ&トライイベント開催
マイクロソフトとマーベルはWindowsスマートフォンの体験イベントを東京駅で開催。来場者の注目するポイントとは?
マイクロソフトとマーベルジャパンは7月11日から2日間、JR東京駅構内でWindows Mobile OSとマーベル製プロセッサを搭載するスマートフォンのタッチ&トライイベント「Windows Mobile Summer Campaign 2007」を開催している。
会場内には、メールやWebブラウズ、Office Mobileアプリケーション、セキュリティなど、ビジネスマンが注目するWindows Mobile OSの最新機能の紹介や、マーベル製CPU搭載機のウィルコムの「Advanced W-ZERO3 [es]」やイー・モバイルの「EM・ONE」、ソフトバンクモバイル「X01T」のタッチ&トライコーナーが設置されている。
各社のブースでは専門員が端末やアプリケーションなどの詳細な質問、相談にこたえ、またWindows Mobileの機能を紹介する10分間のミニステージが30分おきに実施されている。
開場と同時に訪れた年配の男性は、スマートフォンへの興味について「PCは重くてを持ち歩きたくない。小さいスマートフォンが替わりになるのかを確かめに来た」という。ビジネスマンの男性は、「PCのようにハードウェアが古くても新しいアプリケーションを利用できるようになればうれしい」と話すなど、PCの置き替えとしてスマートフォンの利用を考える来場者が目立つ多い。
またスマートフォンへの疑問や不満として、「ウイルス対策やファイアウォールのようにPCと同じようなセキュリティが使えるのか」(年配男性)、「携帯電話回線は通信料が高い。しばらくは無線LANを重宝しそうだ」(30歳代後半の男性)といった意見が寄せられていた。
各端末が搭載するマーベルのスマートフォン向けプロッセ「PXA270」シリーズは、動作クロックが500MHzを超え、数年前のモバイルPCにも匹敵する性能を持つ。また90ナノメートルプロセスで製造される最新シリーズの「PX320」も紹介された。「現行シリーズと同じ消費電力で600〜800MHzの性能を当初から実現する」(漆原秀樹ビジネスディベロップメントマネージャ)といい、早ければ1〜2年後のスマートフォンから搭載される見込みだ。
会場は東京駅構内の1階コンコース「Dila東京Media Court」内で、開場時間は午前11時から午後7時まで。期間中はビジネスマンを中心に数多くの来場が見込まれる。
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