スマートフォンメーカーのHTC Nipponは7月18日、W-CDMAおよびGSM通信方式に対応したWindows Mobile OSを搭載するスマートフォン「HTC X7501」および「同P3600」を9月以降に発売すると発表した。店頭販売も計画しているという。
2機種は、ともにユーザーが利用する通信事業者を選べる「SIMロックフリー」モデル。国内ではNTTドコモまたはソフトバンクモバイルのW-CDMA網を利用でき、無線LANやBluetoothにも対応する。海外では春に発売されており、いずれも人気を博しているという。
X7501は、サイズが幅133.1×高さ97.7×厚さ16ミリメートル、重さは約350グラム(バッテリ含む)で、A6サイズのシステム手帳のようなデザインだ。Windows Mobile 6 Proffesional Editionを採用し、本体には8GバイトのHDDと5インチVGAタッチパネル液晶ディスプレイ、QWERTYキーボードを搭載する。
Office Mobileアプリケーションを利用してビジネスドキュメントを利用したり、デスクトップPCのように卓上でのインターネットやメールの閲覧にも最適だという。またBluetoothを利用してヘッドセットでの通話も行える。価格は検討中ながら、海外では20万円ほどで販売されているという。
P3600は、キーボードレスのPDA型端末。操作はタッチパネルを利用する。Windows Mobile 5日本語版を搭載しており、重さは約150グラムを持ち運びに便利な軽量性を実現している。
またGPSを内蔵しており、位置情報サービスと連携してナビゲーションや渋滞情報などのアプリケーションを利用できると期待されている。P3600も価格は検討中ながら、海外での販売価格は7〜8万円ほどだという。
同社では、個人ユーザーから企業ユーザーまで幅広い層を対象としており、パートナー経由による販売だけでなく大手家電量販店の店頭などでも販売を行いたいとしている。
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