第7回 ソースコードの管理をしよう(Subversion編):SourceForge.jpではじめるオープンソースプロジェクト(2/3 ページ)
今回は前回に引き続きソース管理の設定を行います。前回はCVSを利用してソースコード管理を行いましたが、今回はSubversionを利用してみましょう。
ソースコードをSubversionに入れよう
それでは、Subversionにソースコードを入れてみましょう。前述のように、Subversionにコミットするためには、SSH経由でアクセスする必要があります。アクセス先は、先ほどの各プロジェクトの「ソースコード」のページに載っています。例えば、slashdotjpプロジェクトでは、以下のようになります。
svn+ssh://svn.sourceforge.jp/svnroot/slashdotjp
このURLが、Subversionを利用する際のトップディレクトリになります。
Subversionは、CVSとは異なり、タグやブランチがディレクトリ(フォルダ)として見えるようになっています。そのため、各モジュールごとに以下の3個のディレクトリを作成するのが一般的です。
- trunk(トランク):メインの作業対象になる場所
- tags(タグ):特定のリビジョンに名前をつけて管理する場所
- branches(ブランチ):リリース時など、メインとは別の作業対象とする場所
例えば、わたしが管理しているslashdotjpプロジェクトのslashjpモジュールでは、以下のようになります。
svn+ssh://svn.sourceforge.jp/svnroot/slashdotjp
svn+ssh://svn.sourceforge.jp/svnroot/slashdotjp/slashjp
svn+ssh://svn.sourceforge.jp/svnroot/slashdotjp/slashjp/trunk
svn+ssh://svn.sourceforge.jp/svnroot/slashdotjp/slashjp/tags
svn+ssh://svn.sourceforge.jp/svnroot/slashdotjp/slashjp/branches
svn+sshをhttpに書き換えると、Webブラウザ経由で確認できますので、確認してみるのもよいでしょう。
Subversionの作法が分かったところで、実際に作成してみましょう。まず、Subversionにインポートするファイルが存在するディレクトリに移動します。それから、svn importコマンドでインポートします。前記slashjpモジュールの場合は以下のようになります。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
これで、カレントディレクトリ(.)以下にあるすべてのファイルをtrunkの中にインポートできます。必要なディレクトリはimportコマンドを実行する際にすべて自動的に作成されるので、あらかじめ「slashdotjp」や「trunk」といったディレクトリを作成しておく必要はありません。
では、インポートしたものをチェックアウトしてみましょう。まず、インポート元のディレクトリが残っているのでmvで別名に変更してからチェックアウトします。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
これで、slashjpディレクトリにチェックアウトできました(新しいslashjpディレクトリは自動的に作成されます)。
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