無線LANベンダーのアルバネットワークス(Aruba Networks)の無線LANコントローラ「Aruba Mobility Controller」の管理インタフェースにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が見つかった。情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターおよびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月25日にJVNにおいて情報を公開、修正パッチの適用を呼びかけている。
Mobility Controllerはアクセスポイントを管理したり無線トラフィックを制御したりする装置。システム管理にはWebインタフェースを利用している。この管理用のログインページを出力する際の処理に問題があり、任意のスクリプトが埋め込まれる可能性がある。ユーザーが悪意のあるWebサーバから誘導ページを介してMobility Controllerにアクセスすると、ユーザーのWebブラウザ上で意図しないスクリプトを実行される恐れがあるという。
IPAなどはMobility Controllerのユーザーは修正パッチの早急な適用を勧めている。
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