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ネットインデックス、中国向けPHSデータ通信ソフトを京セラに提供
ネットインデックスは、中国でPHS端末を展開する京セラに新開発したPHSデータ通信ソフトをライセンス提供する。
ネットインデックスは8月14日、中国全土でPHSのインターネットや電子メール利用が可能となるPHSパケット通信ソフトウェアを開発し、京セラへライセンス提供すると発表した。
中国では中国電信と中国網通の2社がPHSサービスを提供し、2006年末時点で約1億ユーザーがいるという。だがサービスは都市単位で提供され、都市間のローミングも行われていない。ユーザーは、契約地域内での通話とSMS(ショートメッセージサービス)のみを利用できるが、2008年夏の北京五輪を控えてデータ通信やローミング利用のニーズが高まっているという。
ネットインデックスが開発したソフトウェアは、PHS推進団体「PHS-MoU」が国際的な仕様として提案する通信規格「FACCH2」に対応し、中国国内でPHS回線によるインターネットや電子メールの利用、また都市間でのデータ通信のローミングが可能になるという。
京セラは中国市場でPHS端末を展開しており、ネットインデックスでは京セラへのソフトウェア提供を通じて、中国でのPHSデータ通信サービスの商用化を推進したいとしている。
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