米Intelと米RadiSysは9月10日、Intelのモジュラー型通信事業の一部をRadiSysへ売却することで合意したと発表した。売却は月内に完了する見通し。売却金額は事業の一部が2500万ドル、在庫商品その他で675万ドル程度になるという。RadiSysはこれにより通信機器メーカー向けのAdvanced Telecom Computing Architecture(ATCA)プラットフォームとソリューション事業を強化、最低でも年間5000万ドルの売り上げ増を見込んでいる。
両社は顧客へのサービスやサポートを中断せずに移行を進めるため、今後数カ月間共同で作業に当たる。売却される事業に携わってきたIntel従業員は、RadiSys側が受け入れる計画。売却対象となる製品群は、ATCA対応のブレード、シャーシ、管理システム、CompactPCI対応のブレード、シャーシなど。
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