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MSとの提携拡大で浮かび上がるSunの“憂うつ”ITトレンドの“眼”(1/2 ページ)

Sun MicrosystemsとMicrosoftがこのほど、「Windows Server」のOEMパートナー契約を結ぶなど3年前の戦略提携を拡大した。そこに見え隠れするSunの憂うつとは――。

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 Sun MicrosystemsとMicrosoftの提携拡大の主な内容は、Sunが自社のx64サーバ上でMicrosoftのWindows ServerをOEM販売するとともに、仮想化環境におけるそれぞれのOS(SolarisおよびWindows Server)の相互対応を推進していこうというものだ(関連記事参照)。

 Sunにとってはx64サーバやSolarisの普及拡大につながり、MicrosoftにとってはWindows Serverベースのソリューションの普及拡大が見込めるというのが直接的なメリットとなる。その背景には、Windows Server市場にもビジネスを広げたいSunと、x64サーバおよびSolarisとの相互対応によってWindows Serverベースのソリューションをエンタープライズ市場に広げたいMicrosoftといった両社の思惑が交差している。

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プレスセミナーでSolarisの最新動向を語るサン・マイクロシステムズの末次朝彦社長

 サン・マイクロシステムズの末次朝彦社長によると、「Sunにとっては、x64サーバのOSの選択肢を広げることができたというのが、提携拡大の最大のメリット。また、仮想化環境における相互対応については、データセンターでのこれからの利用環境を考えると必然の取り組みだ」という。

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