ニュース
従来比で9割の排熱削減――日本IBM、ブレード型ワークステーションの新版
日本IBMは、排熱や騒音の削減性能を向上させたブレード型ワークステーション「IBM BladeCenter HC10」を発表した。
日本IBMは10月10日、ブレード型ワークステーション「IBM BladeCenter HC10」を発表した。
同製品は、ワークステーション機能をHC10に集約し、LAN経由で接続した専用クライアント端末「IBM CP20 ワークステーション・コネクション・デバイス」経由で処理を行うもの。一種のシンクライアントといえる。
IBM BladeCenter HC10はCPUにIntel Core 2 Duoを搭載するモデルが4つ用意され、ビデオカードの部分は2Dモデルが「NVIDIA NVS 120M」を、3Dモデルが「NVIDIA FX 1600M」をそれぞれ搭載する。メモリは最大4Gバイト。OSにはWindows XPやVistaが利用可能。
クライアント端末であるCP20は、A5版サイズの筐体で省スペースを実現する上にファンなどの可動部品を持たないため、従来のワークステーションに比べ、端末側で9割の排熱ならびに騒音を大きく削減できる。
価格は43万1970円(2DモデルのHC10およびCP20各1台の最小構成)から。10月22日より出荷する。
関連記事
- GoogleとIBM、大学研究支援――並列コンピューティング分野で
支援の一環として、両社は共同で数百台のコンピュータからなるクラスタを提供。学生がネット経由でアクセスし、プログラムテストなどに活用できる。 - IBM、X4チップセット搭載の「仮想化済み」新サーバ発表へ
IntelのCoreアーキテクチャを採用した第4世代チップセット「X4」を搭載した「System x3950 M2」を近くリリースする。 - サーバ市場で接戦続けるIBMとHP
米Gartnerの調査によると、2007年4〜6月期にサーバの売り上げで首位に立ったのはIBMだったが、出荷台数ベースではHewlett-Packard(HP)が1位になった。 - 日本IBM、NGNビジネス運用を可能にするブレードサーバ用シャーシ
- ブレードサーバにもSSDの波、しかも70円で――日本IBM
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.