ソフトバンクテレコム傘下のCOMELとバンテンは10月15日、第3世代携帯電話の高速規格「HSDPA」を利用した電子広告配信システムを開発したと発表した。
同システムは、最大通信速度が下り3.6Mbps/上り384kbpsのHSDPA通信網を経由して、広告などのコンテンツをデジタルサイネージ(大型ディプレーを利用した電子看板)へ配信する。2社では、今年3月から福岡市内で展開しているデジタルサイネージサービス「街メディア」で実証実験を行っており、10月から事業化に踏み切る。
従来の配信は、光ファイバやADSLの固定ブロードバンド回線を利用していたが、HSDPAを利用することで配線の手間が大幅に軽減され、デジタルサイネージの設置の自由度が高まるメリットがある。2社のサービスではソフトバンクモバイルのHSDPA網を利用する。
2社では、2009年中には1000台を超えるデジタルサイネージの設置を目指すという。
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