ニュース
EMCとオラクルがコラボ、ILMを利用したDBの管理手法を確立
EMCジャパンと日本オラクルは、情報ライフサイクル管理を活用したデータベース管理の手法を確立した。データベースのアクセス頻度などに応じて自動的にデータをストレージに割り当てるものだ。
EMCジャパンと日本オラクルは10月25日、最先端のグリッド環境を備える検証センター「Oracle GRID Center」において、ILM(情報ライフサイクル管理)を活用した階層型データベース(DB)管理ソリューションを検証したと発表した。
DB上のデータ管理の効率化は企業が抱える課題となっている。DBは大きな1つのシステムとしてまとまっているため、データ量に比例して管理コストが大きくなり、パフォーマンスが低下するといった問題がある。
検証では、DBの表領域(表などのオブジェクトを格納するための論理的領域)を時系列などの要素で分割し、アクセス頻度などに応じてEMCのストレージ製品にオンラインでデータ移動する方法を確立した。DBにおいて、ILMによるストレージの最適化とデータアクセスのパフォーマンス向上が実現した。
今後は、Oracle GRID Centerにおいて、「Oracle Database 11g」が持つデータ圧縮機能「Advanced Compression」による圧縮効果の検証や、「EMC Celerra」を組み合わせたNAS(Network Attached Storage)ストレージのILM適応を検証するという。
関連記事
- 基盤検証の専門組織を設立――日本オラクルとB-EN-G、SOAの協業強化
- 大規模グリッド環境でのスケールアウトは可能、NECと日本オラクルが実証
- EMCジャパン、データ重複除外の効果測定・導入サービス
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.