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NTTコムとシトリックス、スマートフォン向けシンクライアントサービスを開始
NTTコミュニケーションズとシトリックスは、スマートフォンに対応した「モバイルシンクライアントサービス」を開始する。
NTTコミュニケーションズとシトリックス・システムズ・ジャパンは、スマートフォンに対応した「モバイルシンクライアントサービス」を11月30日から開始する。
同サービスは、Citrix Presentation Server 4.5を基盤とするシステムと、NTTコムが独自に開発したPIMアプリを搭載するスマートフォンとの間にシンクライアント環境を構築するもの。これにより、シンクライアント端末などをモバイルデータ通信経由で使用する従来の利用形態に加え、スマートフォン自体をシンクライアント端末として利用するセキュアなモバイル環境を提供する。
対応端末はWindows Mobile OS搭載端末で、当初はNTTドコモが提供する「hTc Z」がサポート端末として扱われるが、今後利用可能な端末は拡大する予定。
両社は、端末およびサーバ、ソフトウェア、ネットワーク、データセンターでのホスティング、運用管理業務をパッケージ化して提供する。
参考価格は、30ユーザーの場合で初期費用が360万円から、月額費用が120万円(通信料などを除く)から。両社は今後、VoIPサービスとも連携させる計画で、スマートフォン端末1台で内外線の通話や業務データを安全に利用できるサービスを実現したいとしている。
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