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氷、コンテナ、液体冷却――エネルギー最適化への果てしない道:今年最大の関心事は「電力」「冷却」(3/3 ページ)
データセンターにおけるエネルギーの最適化が叫ばれる中、管理者は日々頭を悩ませている。夜中に氷を作って日中の冷却に用いるなど、各企業のさまざまなアプローチを探る。
IT管理者の新たな悩み
データセンターのエネルギー効率化を加速する技術が、先を争って押し寄せている。コストセービングや仮想化、ブレード技術からグリーンムーブメントまで、米国全土を席巻しつつある。「データセンターの管理者は今日、アプリケーションの可用性やセキュリティ、エンドツーエンドのトランザクション能力の向上などに取り組んでいるが、今後は同様にエネルギーの最適化についても頭を悩ませなければならないだろう」とIBMのIT最適化担当副社長リチャード・レクナー氏は語る。
多くのCIOもこれに同意する。IDCが調査したIT管理者の5人に2人は、データセンターにおける今年最大の関心事は「可用性」や「冗長性」を押しのけ「電力」と「冷却」だったとしている。電気料金はこれまで施設管理者の領域だったが、CIOも関与、あるいは少なくとも支払いの説明責任を担うべき事柄になった。「われわれのIT部門は事業ユニットとみなされている。エネルギーコストは施設予算ではなく、IT予算に組み込まれている」とヴィアス氏。その是非はさておき、今やエネルギー管理もCIOの仕事に含まれるようになった。
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