Infoblox、Windows ServerのIPアドレスを集中管理する機器を発売
Windows ServerのIPアドレスを統合管理するアプライアンスをInfobloxが国内で発売した。
Infobloxは1月18日、Microsoft Windows Server環境向けにIPアドレスを管理するアプライアンス「Infoblox IPAM WinConnect」の日本語版を発表した。同日から販売を開始した。
同製品は、DHCPおよびDNSサーバとIPアドレスを統合管理する機器。モニタリング、集中監査、レポーティングなどの機能を持つ。直感的なGUIのIPマップでIPアドレスを把握できるほか、DNS設定の確認や変更も可能となる。複数台のDHCP/DNSサーバがある環境でも、ネットワーク全体の状況をリアルタイムで管理できる。最小500個から最大で10万個のIPアドレスを管理できる。
Windows ServerのDNSおよびDHCPの管理機能は豊富とはいえず、IPアドレスを効率的に管理するツールは少なかった。これまでIT管理者はIPアドレスとデバイスを管理するのに表計算ソフトを使用するケースが多かった。
IPAM WinConnectは、コネクターをインストールするだけで15台までのサーバを一元管理できる。「ディスカバー機能」を使えばWindows意外のIP情報を引き出してくることが可能になる。Windows Server 2000/2003に対応する。
同社はこれまで主にUNIXベースの製品を展開してきた。岡田卓也代表取締役はMicrosoft向けの新製品によって「取りこぼした層を獲得したい」と意気込んだ。
価格は、71万9000円から。初年度で100ユニットの販売を見込んでいる。
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