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NECとIBMが協業 Lotusからワンクリックで電話発信
コミュニケーションサービス分野に注力するNECは、IPテレフォニーサーバとIBMのコミュニケーション製品「Lotus Sametime」の連携を可能にするソフトウェアを発表した。
NECと米IBMは1月22日、コミュニケーション分野で協業した。NECは同社のIPテレフォニーサーバとIBMのリアルタイムコミュニケーション製品「IBM Lotus Sametime 8.0」を連携するソフトウェア「UNIVERGE gateway module for IBM Lotus Sametime」を開発した。同日から日本、北米、ヨーロッパ、オーストラリアで販売を開始し、出荷は4月1日を予定する。
同製品は、IPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」、IP-PBX「UNIVERGE APEX7600i」「UNIVERGE APEX3600i」に対応する。Lotus Notesと電話機能が連携することで、メールやWeb会議画面上の電話番号からワンクリックで電話発信したり、通話状態を反映したプレゼンス(所在)共有などが可能となる。
価格は60万円から。NECは新製品を用いたコミュニケーションサービスを今後3年間で1000社への販売を目指す。既にオーストラリアの官公庁で導入が決定している。
NECは2007年にMicrosoftの統合コミュニケーション製品「Office Communications Server 2007」とテレフォニーサーバーの連携を発表している。
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