トレンドマイクロ、仮想化に対応したLinux用ウイルス対策ソフトを発表
仮想化ソフトウェアのVMwareをサポートしたセキュリティ対策製品「ServerProtect for Linux 3.0」が発売される。
トレンドマイクロは1月24日、Linuxサーバ向けのウイルス対策ソフトウェア「ServerProtect for Linux 3.0」を発表した。29日から販売を開始する。
同製品は、Linuxサーバおよびサーバ内の共有ファイルをウイルスなどの脅威から保護する。新たにスパイウェア対策の機能を追加したほか、仮想化ソフトウェアのVMware上で利用できるようになった。Linux用のウイルス対策製品ではVMwareの正式サポートは初めてという。
リアルタイムでウイルス検索を可能にする「カーネルフックモジュール」(KHM)のソースコードを一般公開し、ユーザー自身でKHMの作成が可能になった。従来は、トレンドマイクロが最新のKHMを提供していた。
「Red Hat Enterprise Linux 5.0」「SUSE Linux Enterprise Server 10」「SUSE Linux Enterprise Desktop 10」「MIRACLE LINUX V4.0(Asianux 2.0)」「Asianux Server 3」のディストリビューションにも対応する。
NECのFTサーバ(ハードウェアコンポーネントが二重化されたシステム)である「Express5800/320Fb-L」「同320Fb-LR MIRACLE LINUXモデル」をサポートする。
価格は、5ライセンス当たり2万5900円。パッケージだと、1サーバ当たり15万5400円。初年度で5億円の売り上げを目指す。
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