米Sun Microsystemsは1月24日、2008年度第2四半期(10〜12月期)の決算発表を行った。売上高は前年同期比約1.4%増の36億1500万ドル。純利益は2億6000万ドル(1株当たり31セント)で、前年同期の1億3300万ドル(15セント)から大幅増となった。
純利益にはリストラ関連費用3200万ドルが反映されている。粗利益率は前年同期から3.5ポイント増の48.5%となった。
ジョナサン・シュワルツCEOは、利益率の改善と好調な契約、またインド、中国、中南米、東欧、中東、アフリカなどの新興市場の2けた成長が特に貢献したと強調。またDellとのSolarisのOEM契約やオープンソースの仮想化ソフト「Sun xVM」のリリースも、勢いを増す契機になったとしている。
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