日本HPは1月29日、日本通運のPC2700台を日本HPのブレードPCとシンクライアント端末に全面移行すると発表した。
日本通運の海運事業部門では2008年12月までに2700台のシンクライアントを導入する。既に1900台を置き換えており、運用コストの削減や動作検証期間、新システムに対する社員教育の時間短縮が実現したという。
シンクライアントの導入には、日本HPのクライアント統合ソリューション「HP Consolidated Client Infrastructure(CCI)」を採用。クライアントPCをブレードPC「HP bc2000 Blade PC」とシンクライアント端末「t5720」に移行する。
HP CCIは、PCの機能である表示、演算、記憶の3つを分割し、仮想クライアント環境として再構築するソリューション。ユーザー側の端末にシンクライアント、データセンター側に演算処理を行うブレードPCやサーバ、ストレージを配置する。
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