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原田ウイルスの脅威、感染防止にはこまめな確認

映像ファイルになりすまして感染を拡大する原田ウイルスに対して、IPAが警戒を呼びかけた。

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 情報処理推進機構(IPA)は2月4日、ファイル共有ソフトウェア「Winny」や「Share」などで感染する「原田ウイルス」の注意を呼びかけた。

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感染すると表示される画面。人物の代わりにアニメの画面を表示する亜種もある

 原田ウイルスは、アニメのタイトルやキャラクターの名前をファイル名に含み、拡張子がexeの実行形式ファイル。感染するとPC内の動画ファイルや実行ファイルなどを画像ファイルに置き換えて破壊する。ファイル名を「動画.avi(多数のスペース).exe」として最後の「exe」が見えなくなるように拡張子を偽装する。

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右側の事例はファイル名が長すぎて全てが正しく表示されていない。見た目で動画と判断してクリックするとウイルスに感染する

 IPAは、ファイルのプロパティを見て、疑いのある対象ファイルを右クリックし、プロパティからファイルの種類を確認することで、感染を防ぐことができるとしている。ファイルは直ちに削除し、ゴミ箱も空にすることを勧めている。

 感染で壊されたファイルの復元できず、HDDやDVD、CDなどに保存した情報から復旧するしかない。IPAではこまめにバックアップを取ることを推奨している。

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