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外国人も日本人社員に「SAN」付け――日本IBM新人社員の声を聞け(6/6 ページ)

IT業界で働く新入社員に思いのたけを語ってもらう座談会も今回が2回目。グローバルで優秀な人材を輩出するIBMの社員教育や組織のあり方を伺うことができた。

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マネジャーになるための条件

――最後に、IBM独特の文化や七不思議などあれば教えてください

一同 英語が多い。3文字単語が多い。

松本 研修名なども略しているので、最初はちんぷんかんぷんでした。ただ、社内には略語を一覧にしたDBもあるのですぐに慣れました。

三好 文化でいえば、上司の方でも「さん」付けで呼びます。社長でも役職ではなく「大歳(卓麻)さん」と。

栗林 最初上司の名前をフルネームにしてメールを送ったら、「さんでいいです」と返事が来ました。

三好 面白いのは、海外の人も私たち日本人の名前に「SAN」を付けるんですよ。

涌本 以前大歳さんはIBMのアジアパシフィックの中でも重要な位置づけを担っていたのですが、マレーシアの新入社員が入社してすぐに大歳さんに「俺はいつかIBMの社長になりたい、アジアパシフィック地域の社長になりたい。どうすればなれるのか?」というメールを送ったことがあったそうです。このように、野望に満ちた人が多い会社だという印象があります。

 日本人でも入社した時にこうしたメールを送る人がいるようです。

涌本 それを叩かずに伸ばしてあげる社風があります。

松本 上司に対してもものを言いやすい環境です。向こうからしょっちゅう話し掛けてきますし、困ったことがあれば文句でも聞いてくれます。部下の話を聞いてくれる人が管理者になるという文化があると思います。

三好 ほかの同期に話を聞いても、自分たちのマネジャーがだめだというのはあまり耳にしたことがないですね。

松本 人材をきちんと見て管理者を選んでいるんだなと感じます。

三好 だから、新入社員から見てもしっかりしていて、働きやすい環境を提供してくれます。

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