日本HPは2月12日、ネットワークに接続するクライアントPCの認証と検疫を実施する製品の新版を発売した。
「HP Quarantine System Version 3.0」を発売した。新たに検疫コントローラを採用し、小規模の拠点に制御ポイントを配置できるようになった。OSとソフトウェアを組み込んだソフトウェアアプライアンス「QuController Live OS」を使用してPCを起動すると、制御ポイントとして機能する。従来は検疫の制御ポイントとなるサーバを設置しなければならなかった。
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)中継機能も追加した。既存のDHCPシステムに検疫システムを導入できるようになった。DHCPタイプの検疫システムの導入に必要となった検疫用のDHCPサーバ立ち上げなくて済む。
サーバOSはRed Hat Enterprise Linuxに加え、新たにSUSE Linux Enterpriseを追加した。日本語版のほかに英語版のユーザーインタフェースにも対応した。
価格は個別見積もり。
関連記事
- 日本HPがセキュリティ製品を強化、ネットワーク内部への侵入を検出、防御
日本ヒューレット・パッカードは4月24日、ネットワーク内部への脅威の侵入を検出、ブロックする2種類のセキュリティ製品をリリースした。 - 日本HPの検疫システムがシマンテックの企業向けウイルス対策ソフトと連携
日本HPは、検疫システム「HP Quarantine System」と、シマンテックの企業向けウイルス対策ソフトウェアを連携させたセキュリティソリューションを発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.