ネットスターは2月14日、大企業のシステム管理者を対象とした「組織でのインターネット管理実態調査」の結果を発表した。
アクセス制限を行う対象として、掲示板サイト「2ちゃんねる」や「アダルト系ブログ」と回答したのは約8割、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「mixi」が5割以上となった。
持ち出しPCについて、情報漏えいを懸念するのは9割を超えたが、半数以上は具体的な対策を講じていないと回答した。「インストールしたソフトウェアをユーザーが勝手に利用停止するかもしれない」「持ち出しPCへのソフトウェアのインストールが面倒」などが理由に挙がった。
システム管理者の負担について、「ログ分析」と回答したのは6割以上と最多。「トラブル時の状況分析や該当者探し」が5割となった。
調査は従業員1000人以上で、URLフィルタリングを導入している企業のシステム管理者を対象とした。有効回答数は515件。
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