ノーテルは2月20日、音声と通信の統合ネットワーク環境向けのエッジスイッチ製品「Nortel Ethernet Routing Switch(ERS) 4500」シリーズに、10ギガビットEthernet用のポートを実装するモデルなど5機種を追加したと発表した。
4500シリーズの最新版は、同社のIP電話機をプラグアンドプレイで導入するための独自の機能「ADAC(Auto Detection Auto Configuration)」をアップグレードし、マルチベンダー環境での対応が充実した。コアスイッチなどハイエンドの装置に搭載されていたローカル側とリモート側のパケットロスを制限する機能「VLACP(Virtual Link Aggregation Control Protocol)」も実装した。これにより、IP電話や無線アクセスポイントの増設、移設が容易になった。
同時に、エントリーモデルの「ERS2500」シリーズの既存4機種にスタック機能を追加した。スタックとは、ある場所に格納したデータを新しく格納した順に取り出すようにする方式である。2500シリーズであれば、どの機種の組み合わせでも最大8台のスイッチをスタックして1台のスイッチとして扱うことが可能となり、帯域ニーズに柔軟に対応する。
4500シリーズの価格は、10/100/1000対応24ポートとSFP4ポート搭載の「ERS4526T」「ERS4526T-PWR」「ERS4524GT」が38万9000円、10ギガビット対応の「ERS4526GTX」「ERS4526GTX-PWR」が64万9000円。2500シリーズは、スタック機能搭載の機種が10万6000円。既存スイッチにスタック機能を追加するためのソフトウェアキットも用意され、1ライセンス当たり2万9000円から。
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