ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する転職サイト「イーキャリアプラス」では、入社後2週間を経た2008年度入社の新社会人400名に対し、2008年4月12日〜4月15日に意識調査アンケートを実施した。
今回の調査で明らかになったのは、新社会人が仕事に求めるトップは「やりがい」と「給与」であり、いずれも7割を超えたこと。一方で、「出世」については約13%と最下位となっており、出世欲が低いことが分かった。さらに、今の会社でどれだけ働きたいか? という問いについては、「定年まで」が1位だった。総じて「出世」を求めず「定年まで」働きたいと考える、変化を望まない傾向が読み取れる結果になった。
調査の中で、約100名がインターネット関連業界で働く新社会人とのことだが、「キャリアアップのチャンスがあれば転職」が1位という傾向も目立ったという。これにより、キャリアアップ転職に対する意欲が他の業界よりも高いことが分かった。
また、入社前後のモチベーションの変化に関しては「入社後にモチベーションが高くなった」が「変わらない」「入社前」を上回っているといい、その理由も約半数が「研修」による影響と答えているという。
一方で、入社してから困っている、戸惑っていることについての問いでは、「ビジネスマナー」が1位だった。事前調査では入社に向けた不安要素で「先輩・上司とのコミュニケーション」が1位になっていたが、本アンケートでは2位になっていた。この点を考えると、社内コミュニケーションに戸惑いを感じる以前に、ビジネスマナーに苦悩する新社会人像が読み取れる結果になった。
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