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フジテレビ、5Tバイトのデータ移行にブロケードを採用
フジテレビは5Tバイト近くのサーバデータをブロケードのサービスで移行。シンプルな構成でダウンタイムを最小限に抑えられるとして採用が決まった。
ブロケード コミュニケーションズ システムズは4月23日、フジテレビジョンが同社のデータ移行サービスを採用したと発表した。400Gバイトのメールサーバのデータおよび約4.3Tバイトの基幹システム開発サーバのデータが対象となった。
ブロケードのデータ移行サービス「Brocade Data Migration Manager」を用いて、2007年6月にメールサーバのデータ、2008年1月に基幹システム開発サーバのデータをそれぞれ新しいストレージに移行した。同サービスは、1時間当たり数百Gバイトから1Tバイトのデータを異機種のストレージ間で高速に移行できるのが特徴。
フジテレビでは過去にもテープやファイルベースでデータを移行したが、作業に13時間以上を要したという。ブロケードのデータ移行サービスでは、約400Gバイトのデータを約30分で移行できた。検証も含めて1時間程度で完了したという。
フジテレビでは、社内データ容量の急増に対応すべく、仮想化を使ったストレージ環境への移行が課題となっていた。シンプルな構成でダウンタイムを最小限に抑えられるとして、ブロケードのサービスを採用した。
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