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次世代の空港手荷物管理システム、NTTデータとMSがプロトタイプ構築
NTTデータの持つIDコマース基盤とマイクロソフトのBizTalk Server。両製品を合わせたRFID管理システムが研究モデルに適用された。
NTTデータとマイクロソフトは4月23日、次世代空港システム技術研究組合(ASTREC)が研究する手荷物管理システムモデルに適合するプロトタイプを構築したと発表した。
2社はNTTデータが開発した「IDコマース基盤」と、マイクロソフトの「BizTalk Server 2006 R2」および「BizTalk RFID」を使って手荷物を管理するシステムのプロトタイプを構築。異なるシステムおよびデータの連携や、手作業による情報の確認作業の自動化が実現した。複数の企業間における手荷物の運搬状況をより早く、安全に確認することも可能となった。従来の手荷物管理システムで課題となっていた既存システムの連携、情報交換におけるセキュリティの確保に対応した。
今後はプロトタイプを応用して、物流や流通分野などにビジネスを展開していくという。
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