NECとNECコンピュータテクノは4月28日、RFIDを用いて検品業務を効率化するシステムを開発したと発表した。
2社は資材を入れた箱の外および中に添付してある、生産工程の各工程間でやり取りされる伝票「かんばん」に付けたRFIDを読み取るシステムを開発した。混載箱の検品時間を80%短縮し、かんばん品の受け入れ業務全体について約30%の効率化ができるという。
在庫削減の手法である「かんばん方式」を用いた資材受け入れ業務は、人手による作業が主である。新システムではRFIDの活用により、作業の省力化を実現。納入資材を正確に管理し、受け入れ業務の時間を大幅に削減できるようになった。
今後2社はRFID活用を積極的に進めていく。同システムのデモは大田区平和島の「RFIDイノベーションセンター」で体験できる。
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