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地図情報と顧客情報を連携して業務を効率化 NTTデータとオラクルがタッグ
地図情報と顧客情報を連携して営業などの効率化ができるソリューションを、NTTデータと日本オラクルが提供する。
NTTデータと日本オラクルは5月15日、地図情報サービスとCRMアプリケーションを組み合わせたソリューションの提供を開始した。
同ソリューションは、NTTデータの地図情報サービス「MaDoRE」とオラクルのCRMアプリケーション「Siebel CRM」を連携させたもの。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)形式で提供する。MaDoREが配信する地域のマーケティングデータや家名入り住宅地図データなどと、Siebelが持つ情報を組み合わせる。似た特徴の地域データを集めて営業地域を絞り込んだり、地図情報から効率の良い車両の走行ルートを割り出したりできるようになる。
NTTデータは、基幹システムとの連携における技術支援を担当。金融業や製造業などを中心に売り込む。日本オラクルは営業および技術支援を行う。提携を通じて3年間で100億円の売り上げ、100社への導入を目指す。
今後は、NTTデータの決済連動型販促ソリューションプラットフォーム「SmarP」と、Siebel CRM、ビジネスインテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence」を統合したSaaS型のソリューションも開発する予定という。
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