ファルコンストア、中規模システム向け仮想テープライブラリを提供:ソフトバンクBBが販売
中規模システム向けの仮想テープライブラリ「VTL-V」および「VTL-S」の提供をファルコンストアが開始。ソフトバンクBBが販売する。
ファルコンストア・ジャパンとソフトバンクBBは5月22日、仮想テープライブラリ(VTL)の新製品を中規模システム向けに投入すると発表した。ソフトバンクBBが総販売代理店となり、6月1日に提供を開始する。
新たに販売するのは、VMware ESX Server上で稼働する仮想アプライアンス「VTL-V」とLinux上で動作するソフトウェア「VTL-S」。いずれもデータの重複部分を排除して必要なデータを保管できる重複除外機能を持つ。バックアップのデータ量を「10分の1から38分の1に縮小できる」(ファルコンストア・ジャパンの吉政忠志営業部長)という。
2製品は主に中規模のシステムを抱える企業向けの製品だ。従来、重複除外機能が付いた製品は価格が高くなるため、簡単に導入することができなかった。同製品は従来のテープライブラリに比べて価格を抑え、「テープを数百巻程度保有している企業で、重複除外機能を使いたいが予算がない企業でも導入できる」(吉政氏)ようにした。
VTL-VとVTL-Sを国内で販売するにあたり、ファルコンストア・ジャパンはソフトバンクBBと販売契約を締結した。サポートセンターを立ち上げ、リセラーおよびユーザー企業向けに技術サポートを提供する。バックアップシステムやVTL製品の導入方法などをトレーニングするコースや、リセラー向けの販売支援プログラムも共同で提供する。
価格はVTL-Vが58万3000円(税別)からで、VTL-Sが250万円(税別)から。
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