Google、企業向けサイト内検索サービス「Google Site Search」発表
Googleがサイト内検索サービス「Google Site Search」を提供する。利用料金は年間100ドルから。
米Googleは6月3日、企業向けにサイト内検索機能を提供する新サービス「Google Site Search」を発表した。Googleがホスティングし、Googleインフラの利点とクラウドコンピューティングの柔軟性を企業のWebサイトに提供するという。
Google Site Searchは、サイト内のコンテンツのクローリングとインデックス化により、総合的な検索結果の表示を可能にするほか、サイトオーナーは独自の同義語辞書を追加できる。例えば金融関係のWebサイトで「cd」を検索した場合、検索結果に「certificate of deposit」(譲渡性預金証書)を含めるというようなことが可能だ。
またサイト内のより新しいコンテンツや、サイト内の特定情報(商品カタログなど)が検索結果の上位に来るように設定することができる。さらにサイトの見栄えなどに合うよう、検索結果の表示方法を自由にカスタマイズできる。
Google Site Searchは2006年10月に発表したGoogle Custom Search Engineを基盤とし、これにXML APIによるビジネス統合機能、広告表示をオフにするオプション、表示のカスタマイズ機能、電子メールと電話によるサポートを追加したもの。Google Custom Search Business Editionユーザーには、Google Site Search機能が自動的に追加される。
利用料金はインデックスするページ数とクエリー数によって異なる。ページ数が5000、検索クエリーが年間25万件までで年間100ドル、5001ページ以上5万ページ以下、検索クエリー年間25万件の場合500ドルなどとなっている。
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Google Custom Search Business Editionは、中小企業の利用を想定。自社のWebサイトにGoogle検索を統合でき、検索範囲の特定や広告掲載の有無の指定、自社ロゴの追加なども可能。
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