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データ Matters――情報経済における価値:Informatica World 2008 Report(3/3 ページ)
データ統合ソフトウェア大手の米Informaticaは10回目の年次カンファレンス「Informatica World 2008」を米ラスベガスで開催している。ビジネスのグローバル化に伴うデータの分散により、データ統合への需要がさらに高まると強調している。
米Informaticaの2007年の収益は391億ドル。年平均成長率は25%に達し、4年連続で20%以上の成長を果たしているなど好調だ。
日本法人はどうか。インフォマティカ・ジャパンが5月23日に実施した記者向けの懇親会で、内田雅彦社長は「2007年度のライセンス売上高は対前年比220%になった」とアピールしている。サービスの売上高は同155%、総売上高は155%に達した。
内田氏は「日本企業の取り組みが欧米に追いついてきた。かつてはDWH構築のためのバッチデータを扱うのが主だったが、現在は、分散したデータを連動させるためのデータ統合基盤として顧客に認識されるようになった」と要因について触れた。
Bank of Americaが全米に分散化していた26のシステムを連結し、2年間で1450万ドルのコストを削減したことなどを引き合いにだし、同氏は「グローバル企業が得ているこうした利点を日本企業にも届けたい」と話した。
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