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富士通、ブレードサーバにBIソフトを内蔵したセット製品を発売:導入期間は最短3週間
SAPのビジネスインテリジェンスソフトウェアをブレードサーバに内蔵し、ストレージと組み合わせて提供するセット製品を富士通が発売した。
富士通は6月11日、ビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアとブレードサーバ、ストレージを組み合わせた製品を発売した。BI製品の導入に掛かるコストを最大2分の1に減らせる。価格は2000万円からとなる。7月初旬に出荷を開始する。
SAPジャパンのBIソフトウェア「SAP NetWeaver 7.0 BI Accelerator(BIA)」を富士通のブレードサーバ「PRIMERGY」に搭載し、ネットワークディスクアレイ「ETERNUS」と組み合わせて提供する。高速検索したいデータをブレードサーバのメモリ上に展開して検索処理をするBIAの機能により、通常3カ月以上かかるBIの導入作業を最短で3週間に短縮できる。
新製品を先行導入したコニカミノルタホールディングスでは、導入決定から運用開始までの作業を3週間で完了。生産、販売、在庫、調達システムの分析リポートのデータ取得速度を最大約1600倍、データ検索速度を最大43倍まで高速化できた。
BIAで検索結果を早く得られるクエリかどうかを評価し、高速検索を実現するサービスの提供も開始する。
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