NTTドコモ、BlackBerryの個人向けサービスを発表:個人のメールアドレスが利用可に
NTTドコモは専用システムを利用しなくてもスマートフォン「BlackBerry」が利用できるサービスを8月に始める。
NTTドコモは7月7日、スマートフォン「BlackBerry」の個人向けサービス「ブラックベリーインターネットサービス」を発表した。8月1日に開始する。
新サービスは、カナダReserch In MotionのスマートフォンBlackBerry端末を用いて、個人ユーザーがインターネット接続(iモード非対応)や電子メール、インスタントメッセージング機能を利用できるもの。現行サービスは法人を対象としており、端末のほかに企業システムとドコモ網を接続するためのサーバ「BlackBerry Enterprise Server」や専用線サービスなどの導入が必要となっていた。
利用料は月額3045円で、別途FOMA回線利用料やパケット通信料が必要。9月1日から8万パケットまでのデータ通信料を含んだ月額1680円の割引プラン「ブラックベリーデータ通信パック」も導入する(8万パケット以上は0.0525円/パケットの従量課金)。
NTTドコモでは、新サービス開始に合わせてBlackBerry端末の8707hを法人営業部門やドコモショップの法人営業窓口など販売する予定。中小企業や個人事業主などでの利用を見込む。
新サービス開始後は、既存の企業向けサービス名称を「ブラックベリーエンタープライズサービス」に改称する。9月1日から個人向けサービスと企業向けサービスをセットにした月額3570円の「ブラックベリーデュアルサービス」も開始する。
サービス名 | 月額利用料 | サービス対象 |
---|---|---|
ブラックベリーインターネットサービス | 3045円 | 個人向け |
ブラックベリーエンタープライズサービス(現BlackBerryネットワークサービス) | 3750円 | 企業向け |
ブラックベリーデュアルサービス | 3570円 | 企業および個人 |
電子メールサービスでは端末1台につき1つのメールアドレス(XXXX@docomo.blackberry.com)が提供されるほか、OCNとGoogle、So-net、ニフティ、ぷららのPCメールアドレスも利用できる。
関連記事
- NTTドコモ、BlackBerryの個人販売は「検討中」
- RIM、BlackBerryハイエンドモデルを日本投入か
- BlackBerryは軽快で経済的なサービス、RIMのカチ副社長
- BlackBerry誕生は日本がきっかけ――RIMのラザリディス共同CEO
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.