エンタープライズ機能が充実した「iPhone 2.0」:ソフトウェアに注目(4/4 ページ)
eWEEKラボのテストの結果、新しい「iPhone 2.0」はワイヤレス同期化機能とセキュリティが改善されていることが分かった。果たしてiPhoneは、企業ニーズに対応できる製品へと進化したのだろうか。
ドキュメントサポートの強化
iPhone 2.0ソフトウェアでは、ドキュメントのサポートも改善されている。従来のiPhoneソフトウェアでは旧バージョンのWordとExcelファイルのほか、PDFおよびJPGドキュメントを開くことができたが、今回のアップグレードでは、これらに加えてPowerPointプレゼンテーションおよびMicrosoft Wordドキュメント(DOCXフォーマット)も開けるようになった。
ドキュメントは縦、横どちらのモードでも表示可能だが、ユーザーができるのはドキュメントを表示することだけである。iPhoneは依然として、ファイルをダウンロードしてローカルに保存したり、それらを編集したりする機能を備えていない。
またAppleは、業務用のiPhoneを個人的に使用するのを管理者が制限するための機能も導入した。新しい「Restrictions」機能では、管理者がSafari WebブラウザとYouTubeの利用を禁止したり、App StoreやiTunesストアへのアクセスを禁止したりすることができる。これらの制限を有効にすれば、ユーザーの画面からアプリケーションが完全に消去される。この制限機能は4けたの暗証コードで保護されている。
管理者は同様に、「Explicit」(露骨な表現)というタグが付いたメディアコンテンツをユーザーが再生するのを禁止することもできる。
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