クラスタ型ストレージ「ONStor Cougar 6000シリーズ」登場
日本SGIとONStorジャパンは、2Uの筐体内に2枚のNASブレードを搭載するクラスタ型ストレージ「ONStor Cougar6000シリーズNAS Gateway」の販売を開始した。
日本SGIとONStorジャパンは7月23日、国内のNAS(Network Attached Storage)市場にデータセンタークラス向けクラスタ型ストレージ「ONStor Cougar6000シリーズNAS Gateway」を投入した。冗長電源やN+1冗長ファンを備える「ONStor Cougar6520」と、ECCキャッシュメモリを8Gバイト搭載(Cougar6520は6Gバイト)する「ONStor Cougar6720」の2機種が用意されている。
同製品は、2Uの筐体内に2枚のNASブレードを搭載、アクティブ-アクティブの筐体内クラスタを実現したもの。ストレージ接続は4Gビットのファイバチャネルが4つと光ファイバ(LCコネクタ)が用意されている。SPECsfs97_R1(NFS v3)ベンチマークでは6520が85000ops、6720が100000opsを達成しており、従来の自社製品に比べ1ノード当たり2〜3倍の性能を実現しながら、その上で省電力化や冷却効率をさらに向上させている。
Cougarシリーズの投入により、NASヘッドとディスクアレイをパッケージ化した「ONStor Panteraシリーズ」、NASヘッド部分単体販売することでディスクアレイの選択を可能にした「ONStor Bobcatシリーズ」という3つのラインアップがそろったことになる。
価格は最小構成で2641万1000円から。
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