ニュース
日立ソフト、Salesforceと基幹システムを連携するサービス:SaaS形式で提供
セールスフォース・ドットコムのCRMアプリケーション「Salesforce」と各種基幹システムを連携する。
日立ソフトウェアエンジニアリングは7月23日、セールスフォース・ドットコムのCRM(顧客関係管理)アプリケーション「Salesforce」と各種基幹システムを連携するサービスの提供を開始した。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)形式で提供する。
同サービスの名称は「SaaSWare DataLoader」という。基幹システムとSalesforceを連携するさまざまなコネクターを用意しており、専用のユーザーインタフェースからアプリケーションやデータベースの連携が簡単にできる。
これまでSalesforceと基幹システムを連携するには、SaaSの特性を理解し、SalesforceのAPIの知識を持つ技術者が専用のプログラムを開発する必要があった。同サービスを利用すると、プログラミングの専門知識を持たなくても、システムの連携ができるようになる。
連携にはインフォマティカ・ジャパンのデータ統合基盤「PowerCenter」を活用。リポジトリによるメタデータの一元管理や大量データの高速処理ができる。
価格は月額68万2500円から。初期導入費用は除く。初年度に1億円の売り上げを目指す。
関連記事
- 社内システムと連携させて業務情報を見える化
営業情報の共有化はビジネスの推進力につながるが、簡単にいかないケースも多い。「見える化」を念頭において、業務管理というよりも、各営業担当者が積極的に活用する仕組みづくりが欠かせない。 - データ Matters――情報経済における価値
データ統合ソフトウェア大手の米Informaticaは10回目の年次カンファレンス「Informatica World 2008」を米ラスベガスで開催している。ビジネスのグローバル化に伴うデータの分散により、データ統合への需要がさらに高まると強調している。 - 次はCRM 2.0
Web 2.0技術は、企業が効果的な顧客関係を実現するとともに、ステークホルダーの知恵を有効活用するのに役立つようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.