ニュース
住友信託銀行、確定拠出年金ホームページのシステムを刷新:System pを採用
IBMのUNIX/Linuxサーバ「IBM System p」とディスクストレージ「IBM System Storage DS4700 Express」を採用した。
日本IBMは7月28日、住友信託銀行が運営する確定拠出年金のホームページのシステムを刷新したと発表した。
同社は、確定拠出年金を運用するための情報や運用シミュレーションなどのサービスを提供する「すみしん確定拠出年金ネットサービス」および確定拠出年金の各種手続きや相談ができる電話窓口「すみしん確定拠出年金コールサービス」のシステムを刷新。利用者やアクセス数の増加に対応するため、IBMのUNIX/Linuxサーバ「IBM System p」と、災害時などにデータを遠隔地に複製できるディスクストレージ「IBM System Storage DS4700 Express」を採用した。
両サービスは、確定拠出年金加入者などの記録を管理している日本レコード・キーピング・ネットワークのシステムと連携して提供していた。住友信託銀行は、自社内に加入者のデータを集め、これまでよりも早くきめ細やかなサービスを提供するため、新システムを構築。電話取引の受付を自社内で完結できるなど、相談から手続きまでのサービスを一括で提供できるようになった。
システムの刷新に伴い、ホームページの機能も強化した。すみしん確定拠出年金ネットサービスでは、利回りなどの資産の分析や将来予測、各種シミュレーションなどの機能を強化。資産額の推移や運用のシミュレーション結果を動的に表現したり、ホームページ上の情報の配置を顧客側で変更したりできるようにもなった。
関連記事
- 息を吹き返す福岡と屋久島 ホームページ刷新が呼び水に
情報発信のノウハウが不足している地方公共団体が観光客を呼び込むのは難しい。福岡市と屋久島町は、ホームページを刷新するというシンプルな方法で、観光客の呼び戻しに成功した。 - カカクコム、Ruby on Railsで国内最大規模のサイト刷新
カカクコムは、クチコミサイト「食べログ.com」をRuby on Railsにより全面リニューアルした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.