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日本オラクル、BEA製品を組み込んだ「Fusion Middleware」を9月に提供
日本オラクルは、BEA製品を組み込んだミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」を国内で本格的に展開していく。新製品の提供は9月1日に開始する予定だ。
日本オラクルは8月4日、米BEA Systemsとの統合を受け、ミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」にBEA製品を組み込んだ新製品を国内で本格的に展開すると発表した。
同社は、「WebLogic Server」「Tuxedo」「JRockit」「AquaLogic Service Bus」「AquaLogic BPM」「AquaLogic Interaction」といったBEA製品をFusion Middlewareに組み込み、9月1日より順次提供していく。具体的には「Oracle WebLogic Server製品群」「Oracle Tuxedo」「Oracle BPM Suite」「Oracle WebCenter Suite」「Oracle SOA Suite」「開発ツール」といった製品を提供する計画という。
国内の顧客やパートナー企業向けに、BEA製品のトレーニングも9月1日に開始する予定という。対応するのは「Oracle WebLogic Server 9/10 システム管理 I、II」「WebLogic Platformを使った開発(J2EE、EJB、アプリ)」「Oracle Service Bus - SOAのためのサービス統合と管理」「Oracle BPMによるビジネスプロセス開発と管理概要」の4製品となる。
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