インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月11日、携帯電話回線を利用したモバイルデータ通信用の接続設定ツール「IIJモバイル セキュアリンク」を無償公開した。1つのツールで複数サービスの端末に対応する。
同ツールは、NTTドコモやイー・モバイルのHSDPAデータ通信サービス、IIJがMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供するデータ通信サービス「IIJモバイル」のデータ通信端末に対応する。1つのツールで異なる端末の設定を管理できるようにするもので、従来はデータ通信端末ごとに用意されたツールを利用する必要があった。
ネットワークの判定機能を搭載しており、携帯電話網と無線LANおよび有線LANのスムーズな切り替えができるほか、PPTPやL2TP/IPsecによるVPN接続機能も搭載しており、接続設定を容易に変更できる。さらにVPN接続環境以外の接続を禁止する、接続記録をログとして保存するといった機能も用意し、ビジネスで利用する際の安全を考慮したという。
同社では今後、接続ツールのデザインやマニュアルを企業ごとにカスタマイズ対応するサービスや、ユーザーが設定できる範囲を管理者が制限できる機能などの提供も予定している。
関連記事
- 携帯電話回線でWANを自動構成、IIJが新サービス
- IIJ、リモートアクセスサービスのセキュリティ機能を強化
- IIJ、MVNOで国内最速のモバイルデータ通信サービスを開始
- IIJ、法人向けモバイルデータ通信サービスに参入
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.