米Hewlett-Packard(HP)は8月19日、第3四半期(5〜7月期)決算を発表した。売上高は前年同期比10%増の280億ドル、純利益は同14%増の20億ドル(1株当たり80セント)だった。為替変動の影響を除くと、売上高の伸びは5%だった。
売上高を地域別にみると、北南米地域は116億ドル(前年同期比4%増)、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域は112億ドル(同16%増)、アジア太平洋地域は52億ドル(同14%増)。米国外での売り上げが全体の68%を占め、BRICs諸国での売り上げは前年同期比24%の伸びとなり、売上高全体の10%に上った。
分野別では、パーソナルシステムズ部門の売上高は前年同期を15%上回る103億ドルで、うちノートPCが26%増、デスクトップPCは6%増だった。出荷台数では20%の伸びとなっている。その他の部門は、イメージング・プリンティング部門の売上高が前年同期比3%増の70億ドル、エンタープライズストレージ&サーバ(ESS)部門は5%増で、ブレードサーバの売上高が66%増と好調だった。サービス部門は14%増、ソフトウェア部門はBusiness Technology Optimization製品が32%増と好調で29%増、ファイナンシャルサービス部門は17%増。
8〜10月期の見通しとしては、売上高を302億〜303億ドル、1株当たり純利益を95〜97セントとみている。
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