トレンドマイクロは9月1日、一般のインターネット利用者を対象に実施した「オンライン取引時の個人情報漏えい対策」に関するアンケート調査の結果を公開した。個人情報の取り扱いに不安を感じるユーザーが増えているという。
回答者の88%はオンラインショッピングやインターネットバンキングなどオンライン取引を利用しており、このうち94.5%がオンライン取引に不安を感じていると回答した。不安の内容は、「クレジットカード番号や口座情報の入力」が71.4%で最多となり、「ネットカフェなどに置かれた共用PCでのオンライン取引」(64.7%)、「喫茶店や空港など公共の場でのワイヤレスネットワークを介したオンライン取引」(47.5%)が続いた。
オンライン取引で関心のある情報保護対策については、「パスワードの変更を頻繁に行う」(84.1%)や「ソフトウェアキーボードの使用」(79.1%)などの回答が目立った。だが、「パスワードの変更を頻繁に行う」(16.6%)などの回答率は低く、同社では「個人情報を守るための対策方法を理解していても実行が伴っていないユーザーが多いようだ」と分析している。
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