ネットカフェのコンピュータに感染する「Robot Dog」(ロボット犬)というウイルスがここ数カ月、中国で感染を広げているという。セキュリティ企業のWebsenseがブログで伝えた。
中国では、大半のネットカフェがコンピュータをウイルスから守る目的でリカバリソフトウェアを使用している。Robot Dogは、このリカバリソフトウェアに侵入して実行プロセスを破壊し、機能を停止させる。ここ数カ月で数世代にわたって進化し、ウイルス対策ソフトウェアやリカバリソフトウェアに対する耐性を強めているという。
Robot Dogが標的としているのは中国で普及している「360safe」「Rising」などのセキュリティソフトウェア。さらに、ウイルスをWebサイトからダウンロードし、実行する機能も搭載しているという。
このウイルスにより、「中国のネットカフェ業界は相当な被害を被っている」とWebsenseは伝えている。
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