ニュース
ヤフー、「Silverlight 2」でMLBの動画配信 DRM技術の活用は世界初
ヤフーは、「Silverlight 2 Beta 2」を使った動画配信を始めた。DRM技術を活用し、イチロー選手などの動画を扱う。
ヤフーは10月1日、マイクロソフトのWebブラウザプラグイン「Microsoft Silverlight 2 Beta 2」を用いた動画サービスを、メジャーリーグ(MLB)日本語公式サイト「MAJOR.JP」で公開した。Silverlight 2 Beta 2はデジタル著作権管理(DRM)技術を組み込んでおり、今回世界で初めてDRMを活用したコンテンツの配信を実施する。
Silverlight 2 Beta 2により、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」内で、DRMを活用したMAJOR.JPの動画を、WebブラウザやMacintoshで視聴できるようになった。これまでは、Windows Media Playerのみに対応していた。同サイトでは、イチロー選手などを取り上げた動画やハイライト、好プレー集などを配信する。
Silverlight 2 Beta 2による動画の視聴には、事前に専用ソフトウェアのインストールが必要。MAJOR.JPから無料でインストールできる。同プラグインは、Windows Internet Explorer、Firefox、Macintosh Safariに対応している。
関連記事
- OSとブラウザは比較無用か:Microsoft、Mozilla、Googleがブラウザの未来を語る
ブラウザの非互換性を非難する声が高まるなか、主要プレーヤーのMicrosoft、Mozilla、Googleがブラウザの今後について議論した。 - Lightweight Languageを支えるDLR――PythonやRubyでSilverlight 2
マイクロソフトのSilverlight 2では、一般的なVisual BasicやC#のほかに、RubyやPythonなどのLightweight Languageを使うことができる。Dynamic Language Runtime(DLR)が組み込まれているからだ。 - Adobe、「Adobe AIR for Linux」のβ版を公開
WindowsおよびMac向けAIRで動作するAIRアプリケーションは、DRMを除きLinux版でも動作する。 - どうする? .NET Framework 1.xアプリケーションの今後
.NET Frameworkの登場から6年。その間、世の中はどんどん進み、ITの世界も大きく変わっている。どうやら、かつて構築した.NET Framework 1.xベースのアプリケーションの今後を考える時期に来ているようだ。 - 米大統領選のIT裏話:「BarackObama.com」の内側――米民主党大会を支える技術バックボーン
今週開催される米民主党全国大会では、Microsoft、Google、Yahoo!、Qwest、Verizon Wirelessなどのベンダーが大活躍しそうだ。多数のブロガーがデンバーに押し寄せる中、これらの企業には、数千人のブロガー、推定で5000人の代議員と1万5000人のメディア関係者のニーズに応えるインフラを提供するというチャレンジが待ち受けている。GoogleのYouTubeキオスクでは、ユーザーがインターネットに動画を直接投稿することができる。一方、SilverlightなどのMicrosoft技術も披露される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.