日商エレ、仮想化支援サービスを開始――検証センターの開設も:AdminIT Daily News
日商エレは主要なサーバ仮想化製品の導入支援サービス「VirtualNavigate」を発表。仮想化技術の検証センターも開設する。
日商エレクトロニクス(日商エレ)は10月6日、主要なサーバ仮想化製品(VMware Infrastructure3、Citrix XenServer、Virtual Iron、Microsoft Hyper-Vなど)をベンダーニュートラルな立場で提案し、環境構築を支援するサービスを開始すると発表した。サービス名称は「VirtualNavigate(バーチャルナビゲート)」。提供開始は10月20日から。
同社の発表によれば、VirtualNavigateでは、導入前のアセスメントサービス、システムのプランニングから、検証・構築、運用サポートまでを提供する。サーバ、ストレージ、ネットワークを含めたトータルな仮想化インフラ構築を支援することで、ユーザー企業におけるグリーンITシステム推進を図るという。
また、11月にグランドオープン予定となっている日商エレの新技術サービスセンター「NETFrontier Center(ネットフロンティアセンター)」に、前述した主要な仮想化製品を検証できる「仮想化マルチベンダーソリューションセンター」を設置する。ユーザーは機能検証や比較、アプリケーションの動作検証、パフォーマンス検証を、最大4製品まで同時に行える。これにより、仮想化インフラ導入前の検証と選定のプロセスを短期化できるという。センターでは仮想化の概要ガイダンス、ハンズオントレーニングといったメニューも用意される。
同時に日商エレでは、仮想化インフラ環境を取り巻く国内外のソリューションベンダーと「VirtualNavigateアライアンスプログラム」の運用を開始する。協業を通じ、今後はセンターにおけるユーザーの評価・検証範囲を拡大する予定だという。
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