日本HPとインターネットイニシアティブ(IIJ)、アイアイジェイテクノロジーは10月8日、モバイル環境での利用に対応したシンクライアントサービスで提携すると発表した。シンクライアントシステムの端末および回線、データサービスの各分野でサービス提供を予定する。
提携では、IIJが法人向けに提供する携帯データ通信サービスと日本HPのノート型シンクライアント端末「HP Compaq 2533t Mobile Thin Client」を組み合わせて提供する。利用企業では、社員が外出先や自宅から社内のPCへリモートデスクトップ接続などを実施できるという。
また、IIJのデータセンターにHPのシンクライアントシステムを構築し、企業が自社で設備を保有することなくシンクライアントシステムを利用できるようにする。日本HPではシンクライアントシステムの保守サービスおよびIIJのデータセンターを利用したシンクライアントシステムの冗長化も支援する。
関連記事
- 日本HP、中小企業向けモバイルシンクライアントを発表
イー・モバイルの高速データ通信端末をセットにしたモデルも発売。セキュリティ性と通信のパフォーマンスの両立を目指したという。 - IIJ、MVNOで国内最速のモバイルデータ通信サービスを開始
IIJは、イー・モバイルの通信設備を利用した法人向けデータ通信サービスを始める。下り回線の通信速度は国内最速になる。 - 日本HP、2万円台からのシンクライアント端末を発表――Linuxベース独自OSの搭載も
日本HPは2万円台から調達できるシンクライアント端末を2機種発表。エントリーモデルはLinuxベースの新OSを搭載し、スタンダードモデルはWindows XP Embeddedを搭載する。10月2日より販売を開始する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.