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人間サプライチェーンで「シフト表作成地獄」から解放茨城県つくば市のホテル(2/2 ページ)

「人間サプライチェーン」をコンセプトに勤務シフト表を作成するソフトウェアを構築したのはソフトウェア開発ベンチャーのウィンワークス。茨城県のホテルはこの仕組みを導入し、シフト表作成にまつわるさまざまな課題を解決した。

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 もう1つ重要な副次的効果があった。従業員のコスト意識の向上だ。人的な資源を絞る努力をしたことで「従業員全体に自然にコスト意識が高まった」。これまで余分な数を発注することが多かったストローやコースターなどの消耗品も、使う分だけを補充するような雰囲気になった。

 「システム導入を統括した立場として、投資に対するリターンは十分にあった」(御代田氏)

 投資額は推定で100万円程度。WINWORKS Oneはインターネット経由で利用するSaaS(サービスとしてのソフトウェア)形式であるため、初期投資はあまり大きくない。稼働後に掛かる月額費用は10万円程度とみられる。


ウィンワークスの渡辺社長。サプライチェーンマネジメントにヒントを得た勤務表作成システムに手ごたえを感じている

 今後改善する点として御代田氏は「勤怠システムとの連携」を挙げる。現状は、月次でしかレポートを出せないが、シフト表と勤怠管理を連動させ「デイリーのレポートを見たい」という。この仕組みは追加開発が必要であるため、実装に向けた準備を開始した。

 雑感として「便利であるためシフト表を作成するさまざまな業種で使われる」と話す御代田氏。「1店舗に50、60人以上など多くの従業員がいるような場合もうまく機能するのかどうかが気になる」と話している。

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