カブドットコム、モバイルデータ通信サービスで移動営業所のネット環境を整備
ネット証券のカブドットコムは、対面営業の強化に備え、車両による移動営業所で証券窓口サービスを展開している。この営業所のインターネット環境の構築に、IIJのモバイルデータ通信サービスを採用した。
インターネット証券のカブドットコム証券は、対面営業の強化を目指し、車両を活用した移動営業所を活用して、証券窓口サービスの全国展開を10月10日に開始した。利用者は、信用口座やFX口座などを開設できる。
同車両では、インターネットイニシアティブ(IIJ)のモバイルデータ通信サービスを採用し、ネットワークインフラを構築している。サービスを提供したIIJが10月20日に発表した。
カブドットコムは、移動営業所内にデータ通信カードを接続したアダプタを設置し、最大7.2Mbpsのインターネット接続環境を構築した。
ネットワークの初期設定は、3Gのモバイル通信網を介すことで自動で完了できる。アダプタの設定情報はIIJのネットワーク上にあるサーバで集中管理する。移動営業所内からは設定を変えられないため、不正による設定変更を回避できる。電源がオフになるとすべての設定が初期業態に戻るため、アダプタを盗まれてもネットワーク情報は持ち出されない。
同社は、3G/HSDPA網による法人向けモバイルデータ通信サービス「IIJモバイル」と集中管理型ネットワークサービスマネジメントサービス「IIJ SMF sxサービス」を組み合わせて、ネットワーク環境を構築した。
カブドットコムは、株券電子化に先立ち、これまで対面営業ができなかった顧客への営業活動の強化を目指し、移動営業所による顧客向け証券窓口サービスを始めた。株式市況の情報をリアルタイムに提供できる。
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